Glamping
グランピング
グランピングってなに?
近年、アウトドア愛好家の間では快適さを兼ね備えた新しい体験型旅行が注目されています。この新しい体験型の旅行"Glamping"「グランピング」は一般の旅行者の間でも脚光を浴びつつあります。
「グランピング」とは、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良い所取りの自然体験」に与えられた名称です。
世界を席巻するこの新しい流れは、もはや止めることはできません。
グランピングって、いつ生まれたの?
2005年、インターネット上において英国でのグランピングの検索が確認されています。つまり、これがキーワードとしてのグランピングの誕生と言ってよいでしょう。以来、グランピングは欧米で非常に人気となり、日本でも急速に浸透しています。現在、英国にはグランピングを自称する施設が多数あり、多くは牧歌的な観光地において手ごろな価格で楽しめるものです。
その一方で、グランピングのキーワードが誕生する前から、カナダやアフリカなどには富裕層をターゲットにした高級なアウトドア・アドベンチャーテイストのリゾートが存在していました。富裕層向けの施設は、文明社会から隔絶された自然の中に設けられており、グランピングを自称していないものも少なくありません。
が、現在では設備の質やターゲット、グランピングを自称するかどうかに関わらず、キャンプテイストの宿泊施設は第三者からグランピングと呼ばれているのが実情です。
海外のグランピング事情 PART1
グランピング発祥の地
©VisitBritain/ Andrew Pickett
©VisitBritain/ Joanna Henderson
海外のグランピング事情 PART2
グランピングの源流
日本におけるグランピング
1990年代のオートキャンプブームの際、多くのキャンプ未経験者が続々とオートキャンプ場を訪れました。しかし、キャンプには屋外特有の不自由さや天候の変化に対する弱さがあります。キャンプ経験のない人をいかに不慣れな環境から守るか?は、理想の高い事業者の課題でした。より快適に過ごすにはテントではなく、ロッジなど建物が適しているのは当然です。しかし、建物に泊まるとアウトドア本来の楽しみが薄れてしまいます。また、オートキャンプブームが沈静化すると、既存のキャンプ場の手法に限界を感じはじめた事業者も増えていきました。
2000年代に入り、そうした悩みを抱える事業者のなかから解決方法を模索する人たちが現われました。先進的な事業者たちがそれぞれに模索・実践した従来にないアイデア。これが現在のグランピングの基本アイデアの芽生えと言えます。グランピングと名乗ってはいないものの、昔から日本にもグランピングと同様のリゾートを運営する人たちは存在していたわけです。
同時に2010年頃には海外で普及するグランピングの情報が日本の事業者の耳にも届きはじめます。こうして徐々にグランピングブームが到来する土壌が生まれていったのです。
やがて、2015年秋、大手リゾートホテルチェーンがグランピングの名をつけた施設を開業。ここから一気に「グランピング」のキーワードがメディアを通じて普及し、日本におけるブームが加速することになりました。かくしてグランピングが日本でも人気となったわけですが、施設のバリエーションはあまりに多種多様。テント泊から、鉄筋コンクリートの建物での宿泊までがグランピングと呼ばれているのが実情です。しかし、雨風などテントに伝わる自然の気配を遮断するような、キャンプからかけ離れた提案では、すぐにお客様の興味が失われてしまうに違いありません。自然を感じられる本来のグランピングの姿を追求し、お客様に本物を体験していただく。この努力こそが、グランピングを日本に根付かせるために不可欠と協会では考えています。
グランピングの楽しみ方
簡単でオシャレにアウトドアを楽しめるグランピングの魅力をご覧ください。
伊勢志摩エバーグレイズ
グランピングサファリテント
1泊2食付き 2名合計 32,300円~